電装部品(ワイヤーハーネス)や照明部品で使われるコネクタ部品を中心に、自動車向けの「小型プラスチック製品」を製造しております。
当社は自動車や家電製品のプラスチック射出成形部品事業を展開しており、三十年以上の実績がございます。
日本の自動車業界は、品質・納期・価格に対して世界トップクラスの高い要求があります。その厳しい環境の中で、小型プラスチック部品に特化し、価格と品質安定性に競争力を持つべく、日々改善に取り組んでいます。
製品紹介
自動車内部には、運転者からの指示命令を伝える信号の伝達・電力供給のために、複数本に束ねられた電線が、網の目のように取り付けられています。「ワイヤーハーネス」と呼ばれるその部品群は、自動車の神経とも呼ばれ、エンジン、ブレーキといった走行機能だけでなく、カーナビ、エアコン、ドア、シート、ライトなど、自動車内部のありとあらゆる動作に利用されています。
自動車の電動化(電気自動車)や軽量化・小型化要求に伴って、今後さらに利用度合いが増加するといわれています。当社では、そのワイヤーハーネスの分岐・接続部分の両端に用いられる「コネクタ部品」を中心に、自動車の「照明部品」や、配電盤・分電盤などの「ブレーカー関連部品」を製造しています。
部品サプライヤーとして、熱・埃・水・振動など多くの厳しい環境に耐えうる強い耐久性、誤接続防止などの事故が起きないための高い安全性、小型・狭ピッチ・多ピン化などの機能性、を兼ね備えた部品を供給する責務があります。
ワイヤーハーネス(画像出典:九州大学溝口研究室)
PBT製品
PP製品
PA製品
ABS製品
組付け製品
生産設備・IoT・人材
30t~140tの熱可塑性射出成形機(日精樹脂製)を、主力の50トン機を中心に合計42台の製造能力を持っています。
成形機付帯設備は、温調機・取出ロボット(トラバース、首振り)・ゲートカット機等を、各成形機に付帯させています。また、原料工程における乾燥機・撹拌機・粉砕機、検査工程における検査機・計量機・組付け治具などの設備・備品を保有しています。
30t | 1台 |
40t | 3台 |
50t | 25台 |
80t | 6台 |
110t | 5台 |
140t | 2台 |
合計 | 42台 |
成形機については、IoTシステムを導入しており、工場全体の稼働監視をリアルタイムに行うだけでなく、成形条件のデータ活用による不良削減や影響範囲の特定などを行っています。
特定の品番に関しては、高精度カメラを使った専用画像検査機を開発し、高速・高精度に検査するなどの自動化を進めています。
精密プラスチック成形の製造技能者を中心に、品質管理・検査、組付け、金型メンテナンス等のベテラン作業員が協力して、年間400~500品番の製造を行っています。
プラスチック成形技能士1級取得者が1名在籍しています。
主要取引先
相良プラスチック工業所(主要取引先:矢崎部品)、シノミヤ(主要取引先:小糸製作所)、日東工業 他